【就活:企業の選び方①】平均年齢が低すぎる会社は避ける
こんにちは。
就活における企業の探し方はいろいろあります。では企業・会社選びではどんな点をチェックすることが大切でしょうか?
今回は「やめた方がよい会社」の一例として「社員の平均年齢が若すぎる会社」の実態をご紹介します。
【目次】
社員の平均年齢が30歳を切る会社はやめた方がよい
「わが社の社員の平均年齢は26歳! みんな友達感覚で馴染みやすい社風です!」
「当社は社員のほとんどが20代、だから新入社員にも期待していますよ! 若いうちから活躍できる職場です!」
社員の平均年齢が低い会社ほど「若さ」を売りとしています。
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社内見学に行った会社が、社員の方々も若い人が多くて、明るい雰囲気がすごくよかったのでESを出してみようと思っているのですが……どうでしょうか?
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もしその会社の社員の平均年齢が30歳を切るならば、やめた方がよいでしょう。
その理由を2つご説明します。
【平均年齢の低い会社は避けた方がいい理由①】社員の定着率が低い
あなたが興味を持った若い社員が多い会社の従業員平均年齢は何歳でしょうか?
■従業員平均年齢※
- 上場企業のうち1,792社の調査結果:41.4歳
※東京商工リサーチの調査による
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データからもわかるように、社員の平均年齢が30歳を切るような会社は何か問題があるとしか言えません。
■とくに平均年齢が低い業種
- 小売業
- 宿泊業
- IT業
- 不動産業
など
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いわゆる「3K」や「新3K」にあたる業種には、平均年齢の低い会社が多い傾向にあります。
また「3年後離職率」が低くても、入社後7年以内に多くの人が退職してしまえば、従業員の平均年齢はおのずと30歳以下になります。
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平均年齢が若い会社は平均勤続年数も短くなっているはずです。
つまり「社員の平均年齢が若い=定着率が低い=離職率が高い」となります。
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なるほど……そんなカラクリがあったんですね。
ちなみに会社の「平均勤続年数」はどうやって調べられるんですか? -
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もし「就職四季報」をお持ちなら「社員の平均勤続年数」で調べられますよ。
チェックポイントの1つにしてくださいね。
【平均年齢が低い会社は避けた方がいい理由②】新入社員が満足な教育を受けられない
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「平均年齢が若い会社は、早くから出世できるので成長スピードが早い」という話を聞いたことがありますが、本当ですか?
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残念ながら、そんなことはありえません。
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でも「人は立場によって成長する」って、人材コンサルタントの人の投稿に書いてありましたよ?
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それはある程度ビジネスマンとしての能力を身につけた人に言えることです。
とくに若いうちは「人は人からしか学べない」と考えてください。
上司や先輩から教育されなければ、ビジネス社会に通用する常識や良い習慣を身につけることはできません。
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つまり「社員が若い」=「新人の面倒を見られるベテラン社員がいない」ということなのです。
ベテラン社員がいない会社ではろくに新人教育すら受けられないまま、現場に放り出されて結果を求められる、と考えて間違いありません。
社会人になってからの最初の3年が勝負です。
そのためには、上司や先輩からの指導・教育が不可欠であり、しっかりと新人教育できるベテラン社員のいる会社を選ばなくてはいけません。
社員の平均年齢が低いということは、そういう社員がいない、または少ないことを意味しています。
まとめ
- 社員の平均年齢が30歳を切るような会社は避けたほうがよい。
- 「定着率が低い」「離職率が高い」会社は平均年齢が低くなる。
- 平均年齢が低い会社は、新入社員にとって重要な「最初の3年間」にしっかりと指導・教育ができるベテラン社員がいない、または少ない。
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