失敗しない就活の軸の決め方~入社後ギャップを防ぐ業界の絞り方・決め方とは!?~
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SNSなどでみんなが言ってる「就活の軸」ってどんな意味ですか?
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「就活の軸」とは、就職活動において業界や会社を絞る際の「自分なりの基準・条件」や「譲れない条件」のことです。
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「就活の軸」があいまいだと、就活自体に影響しそうですね……。
就活でまだ業界選びもできていない私のような学生に就活の軸の決め方や絞り方のポイントはありますか? -
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もちろんありますよ。
「失敗しない就活の軸」を3つの観点で紹介していきましょう。
【目次】
【失敗しない就活の軸①】好きな業界から選ぶな
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やっぱり自分が好きで憧れている業界に就職して活躍したいです。そういう動機で業界を選ぶのは普通ですよね?
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いえ、「好き」や「憧れ」で業界を選んではいけません。
業界を絞り込むにあたりもっとも重視すべき条件は、「飽きずに長く続けられる仕事ができること」です。
【ここがポイント】
- どんなに好きな業界であっても、自分に合う仕事でなければ続けることができない。
- だからこそ志望業界を絞る際には、「憧れ」や「イメージ」ではなく「どんな仕事なら長続きできるか」を就活の軸にする。
たとえば、華やかなイメージの強いアパレル業界の場合、「憧れ」だけを志望動機にしてしまうと入社後のギャップに苦しむことが多くあります。もし本社で活躍したいというキャリアプランを持っていても、かなえるのは難しいことが実態です。
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下記の記事では、具体的な事例とともに、就活の軸を考える上で大切な「就活における業界選び」のポイントを詳しくご紹介しています。
【失敗しない就活の軸②】自己分析をもとに業界を選ぶな
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自己分析で「自分の強み」がわかりました。この強みは就活で業界を選ぶ時に役立ちますよね?
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いいえ、就職先の業界・企業を選ぶための自己分析ほど無意味なものはありません。
【ここがポイント】
- 自己分析で見出したあなた自身が考えている「自分の強み」が、実際の仕事に活かせるとは限らない。
- 会社を選ぶのはあなた自身だが、あなたの仕事の内容を決めるのは入った会社である、と認識しておく。
大手英会話学校の元エリアマネージャーによると、英会話学校に就職を希望する人の多くが「TOIECを800点以上取ったことがある」といった「高い英語力」を自分の強みとして活かせる、と考えて業界を選んでいたと感じたとのことです。
しかし、実際の英会話学校の社員の仕事にその強みが活かせることはほとんどなかったそうです。なぜなら英会話学校の日本人社員の最大のミッションは「ひとりでも多くの生徒を入学させること」だったからです。
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下記の記事では、具体的な事例とともに「自己分析と就活の軸の作り方」をご紹介しています。
【失敗しない就活の軸②】自己分析をもとに業界を選ぶな
【失敗しない就活の軸③】大学の専攻は就職に関係ない?ある?
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私は専門性がそれほど高い専攻ではありませんが、就活の軸を決めるときには大学の専攻も大切ですよね?
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いえ、一部の職種を除き、大学の専攻は重要視されません。
その証として、実はほとんどの企業が新卒者に対して「大学の専攻を業務に活かすことを期待していない」というデータ結果が発表されています。
※日本経済団体連合会が1,376社に対しておこなった「2018年度新卒採用に関するアンケート調査」によると「企業が社員採用時に求める資質」で「履修履歴・学業成績」は全体のわずか4.4%。
【ここがポイント】
- ほとんどの企業は業務に大学の専攻を活かすことを期待していない。
- 専門性の高い専攻でも、入社直後からその知識を活かして第一線で活躍することはできない。
- 大学で学んだ内容が仕事で活かせない理由は、日本の大学の講義と学生生活の両方に問題点がある。
たとえば建築学科で設計をメインに学んできた学生が、ゼネコンや設計事務所に就職しても、1年目から入社前に思い描いていたような仕事を任されることはありません。入社直後は先輩社員のサポートや雑務がメインで、大学で学んできたことを活かせるシーンはほとんどないのが現実です。
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下記の記事では、大学の専攻がすぐ仕事に活かせない理由を、具体的な事例などを交えながら紹介しています。
【失敗しない就活の軸③】大学の専攻は就職に関係ない?ある?
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就職活動は人生の一大事です。
上記の「失敗しない就活の軸①②③」を踏まえて、「自分の就活の軸」を決めていってくださいね! -
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就活の軸が決まれば業界選びが楽になるので、就活の成功がグンと近づきます!
皆さん、頑張りましょう!!
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