就活で失敗しない企業選びの軸 3選!

就活で失敗しない企業選びの軸 3選!

就活では「企業選び」も重要だと思います。
でも企業もさまざまある中で、どんな点を重視して企業を選ぶべきかわからなくて困っています。

「就活の軸」ならぬ「就活における企業選びの軸」ということですね。
では「就活で失敗しない企業選びの軸」を3つの観点でご紹介しましょう。

【目次】

【就活で失敗しない企業選びの軸①】平均年齢が低すぎる企業に潜む問題点

会社訪問した会社が、雰囲気は明るくフレンドリーで活気がありました。
社員も若い人が多いので、新入社員にもどんどん仕事を任せてくれると言っていて、かなりやりがいがありそうなのですが……

その会社の社員の平均年齢は何歳でしょうか?
もし平均年齢が30歳を切るならば、就活の対象としてその企業を選ぶことはやめた方がよいでしょう。

【ここがポイント】
  • 平均年齢が低い企業=「定着率が低い」「離職率が高い」企業である。
  • 平均年齢が低い企業=新入社員にしっかりと指導・教育ができるベテラン社員がいない、または少ない企業である。

以上の2点から「社員の平均年齢が30歳を切る企業は避けたほうがよい」と言えます。

東京商工リサーチによると上場企業1,792社の「従業員の平均年齢」は41.4歳です。
そんな中で、社員の平均年齢が30歳を切るような企業は何か問題があると思いませんか?

新入社員がビジネス社会に通用する常識や良い習慣を身につけるには最初の3年が重要です。その期間には上司や先輩からの指導・教育が不可欠ですが、社員の平均年齢が低いということは、そういう社員がいない、または少ない可能性が高いことを意味しています。
したがって自分の将来を考えれば、社員の平均年齢が低い会社は避けた方がよいという結論になります。

さっき「就職四季報」で会社訪問した企業の「社員の平均勤続年数」を調べたら30歳以下でした……!もう少し検討します!

下記の記事では、具体的な業種とともに平均年齢が低すぎる会社を避けた方が良い理由を紹介しています。
企業選びの軸を決める際の参考にしてみてください。

【就活:企業の選び方①】平均年齢が低すぎる会社は避ける

【就活で失敗しない企業選びの軸②】避けたほうがよいベンチャー企業の見極め方

就活の企業選びに、新進気鋭と話題になっているベンチャー企業を候補にしていると親に話したら「ベンチャー企業は危ない」と大反対されました……

ベンチャー企業では「やる気次第でどんどん仕事を任せる」「若くして昇進もできる」などの売り文句をよく見かけますが、影響を受けていませんか?
就活での企業選びの軸を考えた時、新入社員は避けたほうがよい「ハイリスク・ローリターン」なベンチャー企業も存在しています。

【ここがポイント】
  • 教育体制、待遇面、会社の継続性が不安定なベンチャー企業は、新入社員にとって「ハイリスク・ローリターン」である。
  • 「資本金」が1,000万円未満の企業は避けよう。
  • 「創業10年未満の若い企業」は社内コンプライアンスが整っていない可能性があるなどの理由から、継続性が危ういと考えよう。
  • 年間の採用人数が全社員数の10%以上の企業は、新卒を使い潰すことを前提としている可能性も考えられるため避けた方がよい。

これらの指標が当てはまるのは、ベンチャー企業に限りません。企業選びのポイントとして抑えておきましょう。
就活の企業選びの軸を考える時、あえてリスクの可能性がある会社を選ぶ必要はありません。

そういえば、検討しているベンチャー企業が言っていた「入社1年目でも大きな仕事を任せるので、新入社員は飛躍的に成長できる!」という言葉にすごく期待してしまいました…ちょっと踊らされていたかも……

下記の記事では、新卒でベンチャー企業に入社を検討する時に注意したい点を詳しく紹介しています。企業選びの際の参考にしてください。

【就活:企業の選び方②】こんなベンチャー企業はやめとけ

【就活で失敗しない企業選びの軸③】外資系への就活のチェックポイント

私は、就活の企業選びでは「高収入」を重視しています。外資系企業は総じて収入が高いと聞くので目指してみようと思っていますが……

新卒で外資系企業に就職することは推奨できません。
新卒にとって外資系企業と日本企業の大きく違う点や、外資系の実態や特徴を理解しておきましょう。

【ここがポイント】
  • 「社員教育」という概念がない外資系では、日本企業の「新人研修」で得られる基礎的な知識を身につける機会が失われる。
  • 実力主義のため成果が出せない社員は不要と判断される。しかし新卒は成果を生み出すスキルを持っていないため高いハードルとなる。
  • 「終身雇用」がないため、「社内からの昇進」「定期昇給」という仕組みが一般的ではなく日常的に「退職勧奨」の可能性もある。
  • 日本撤退の場合は否応なくリストラされる。

たとえば某外資系コンサルティング会社の現役マネージャーは、「会社は成果を出せない社員には何もしない」と断言します。研修にも重要なミーティングにも参加させないのだそうです。
自力で「成果を出せない」レベルから、「可もなく不可もなく」というレベルまで這い上がってこなければそれまでです。もちろん給料も上がりません。
しかし日本では簡単に解雇できないので、「成果を出せない社員」には自分から辞めてもらうのを待つのだ、と語っています。

うーん、思い描いていた外資系企業とはイメージが違ってきました。新卒は入社後がかなりきついんですね。もう一度、企業研究をやり直してみます!

下記の記事では、ビジネススキルを持たない新卒者が外資系企業を避けた方がよい理由を詳しくご紹介しています。企業選びの軸を考える際の参考にしてみてください。

【就活:企業の選び方③】外資系への就活はココをチェック

「新卒」は一生で1度しかない大切な権利で、選んだ企業によって人生は大きく変わります。

ぜひ、上記の「就活で失敗しない企業選びの軸①②③」を踏まえて、自分が納得できる「企業選びの軸」を決めてくださいね!



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